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バリー・ギブ、「誕生日」インタビュー(その1)

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バリー・ギブがロビンとの共通点、マイケル・ジャクソンとの交友などについて語りました。

バリーの63歳の誕生日(2009年9月1日)にニュージーランドのラジオ局「Easy Mix」で放送されたインタビューの内容を2~3回に分けてご紹介します。7月の取材、9月の放送であるために、内容が現状とは異なる部分も少々あります。

取材者であるティム・ロクスボローのブログでこのインタビューを聞くことができます。スクロールダウンしていくとバリーの写真の下に6つに分けて音源がアップされています。 

ロビンとの共通項はユーモアのセンス

Q:  ビージーズのツアーの可能性は?

B: まだ今の段階では詳しいことはお話しできないんです。ロビンとは、モーリスの死以来、5年の時を隔ててようやくお互いを知り始めているという段階です。3人と2人では関係性がまったく違う。家族のひとりを失うという体験は、家族の結びつきをいっそう強めるか、あるいは家族をばらばらにしてしまうかのどちらかですが、ぼくたちの場合はばらばらになりました。いったん距離をとる必要があったのだと思います。

Q: でも仕事面は別としてもまたロビンと一緒に過ごせるようになって良かったですね。

B: いや、仕事面も、ですよ。個人的にも、プロとしても、いろんな意味でまた一緒になったわけです。何より貴重なのはお互いに同じユーモアのセンスを持っていることです。ぼくたちは3人一緒にどんなことも笑いのめしてきましたが、ロビンと一緒にまたそれができる。
Moは特別な存在でした。3人の中では一番外交的で人に会うのが好きだったのが彼です。ロビンはおそらく一番シャイで、同時に一番ユーモアがある。ピーター・セラーズ・タイプのユーモアですね。ぼくたちは「Goon Show」が大好きで、オンでもオフでもスパイク・ミリガン、ハリー・セコンベ、ピーター・セラーズになりきってたようなところがあるんですよ。

Q: モーリスのためのは書きましたか?

B: まだです。Andyのためには「Wish You Were Here」を書きましたが、モーリスの死後はまだロビンと一緒に曲を書いていません。ロビンもぼくもそれぞれに仕事をしていましたが、一緒にやれるようになるには5年の時間が必要でした。

Q: 家族のひとりを失うというのはそういうことですよね。別に毎日話さないからといって兄弟として仲が悪いというわけではないし。

B: 母にも姉妹がいてふたりとも80代なんですが、ほとんど話してないですね。父にも兄弟が3~4人いたと思いますがほとんど没交渉でした。そういう家系なのかも。

 

マイケル・ジャクソンと「Love You Inside Out」の関係
Q:マイケル・ジャクソンと書いた曲は「Eaten Alive」に収録されたもの以外にもありますか?

B: 他にもマイケルと一緒に書いた曲はありますが、そのことについては現状ではお話しできないんです。いずれ発表するまで待ってください。

Q: マイケル・ジャクソンはビージーズを非常に高く評価していましたね。また個人的な交友も深かったようですが?

B: マイケルは「Spirits Having Flown」アルバムに入っていた「Love You Inside Out」みたいな曲が特に気に入っていて、あれは自分向きの音楽だ、ああいうのをやってみたいと言っていました。マイアミに来ると、ホテルはとってあってもよくうちに泊っていきましたね。ぼくはマイケルの暗い面や不幸な顔を知りません。ぼくが知っていたのは明るくて幸せなマイケルなんです。子どもたちと泳いだり水上スキーをしたりして、ごく自然に楽しんでいました。

 

サウンドリリーフ出演について

Q:家でも自分の音楽を聴きますか?

B:家ではほとんどビージーズを聴きませんねミュージシャン仲間にもこういうタイプは多いです。俳優でも自分が出ている映画を見ない人はけっこういますよね。
ぼくにとって過去はあくまで過去。もうやってしまったことに戻っていくのは難しい。

 テレビ出演の後で帰宅したときに「録画しておいたから見よう」と言われてもぼくは見たくないんですよ。「だってあれは今すませてきちゃったもん」という感じです。
Q: では(3月にオリビア・ニュートン=ジョンと一緒に出演したオーストラリアのチャリティコンサート)サウンド・リリーフも見てないんですか?

B: オリビアもぼくも見てません。オリビアは次の日ぐらいに日本へ行っちゃったし、ぼくもすぐに帰ってきちゃった。でもあれは夢のように素晴らしい体験でした。ロサンジェルスで一泊したりせずに、マイアミからオーストラリアへほとんど直で飛んで、バンドと2日間のリハーサル。バンドも素敵だった。

 オリビアは前日の現地入りだったので、ぼくが先に準備しておいたんです。オリビアのご主人が「ザムー」とかいうハーブドリンクみたいなものを作ってくれて、あれが効きました(笑)。一種のエネルギー・ドリンクですね。

 「Goon Show」というのはBBCラジオで1950年代から1960年代初頭にかけて放送されていたコメディ番組です。コメディ作家のスパイク・ミリガン、ハリー・セコンベ、「ピンク・パンサー」シリーズで有名なピーター・セラーズの3人が中心で、独特の言葉遊びを展開し、ギブ兄弟はこの3人のキャラクターに大きな影響を受けたとあちこちで発言しています。

ビージーズ3人そろってのインタビューが抱腹絶倒ものなのは、この辺にも秘密がありそうです。モーリスが亡くなったいま、あの絶妙の掛け合いはもう見られないかもしれませんが、バリーとロビンの最近の楽しそうなインタビューにその片鱗が感じられますね。

 

 

Words

ぼくたち、実は三つ子で、バリーはできそこないなんです。

モーリス・ギブ