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バリー・ギブ、ニュージーランド公演について語る

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来年の二月にニュージーランドで屋外公演をすることに決まったバリー・ギブが現地の取材に応えてコンサートの抱負を語りました(「Hawke’s Bay Today」、オンライン版2012年10月23日付)。 

記事はこんな風に始まります。 

昨朝午前9時前、電話がなった。モロニー記者が出ると、「もしもしバリーです…バリー・ギブです」。

マイアミの自宅にいるバリーから電話が入った瞬間です。話題はミッションでのコンサートのこと。バリーいわく。

ワイナリー、広々とした野外…このところぐっと評判があがってきているイベントですよね。本当に楽しみにしています。

また、「ニュージーランドは素晴らしい土地」なので、バリーは時間が許せば少し現地を見てまわりたいということです。コンサートについては、

☆ステージに立って振り向けば、きっとそこにふたりがいる。モーリスとロビンが。ふたりはいつもいてくれるはずです。

☆ぼくにとっては心の旅になります。弟たちのためのコンサートでもあります。来てくださる人にとっては本当に特別なショーになると約束します。

☆悲しいけれど、熱い、かつビジュアルなコンサートになるはずです。

当日は巨大なスクリーンでギブ4兄弟の生涯をかけた音楽の旅が語られるということです。兄弟だからこその喧嘩や意見の違いもあり、特にロビンやモーリスとは気まずい状態での別れになってしまったのをバリーは悔やんでいるそうです。そんなバリーにとって「癒し」となったのが音楽とステージ。ステージの上ではまた三人一緒なんですね。

それぞれに悩みはありましたが、でもね、ぼくたちは本当に素晴らしい時間を過ごしたのも本当です。コンサートではそれを目に見える形で再体験してもらいたいんです。とても特別なコンサートになるはずです。

悲しみに耐えられそうもないときもあったけれど、音楽と家族の支えがあったと語るバリー。

ロビンの葬儀では泣かなかったのに、一カ月前にインタビューをしているとき(訳注:既報の「サンデーナイト」のインタビューのことです)に駆け出しのころのぼくたちのビデオを見せてもらって、そのときにどっと感情があふれ出しました。

ツアー開始まで4カ月、セットリストやコンサートの流れについてはまだまだ検討中だといいます。「どの曲をやるとか、どんな風にやるとかはまだはっきりわかりません。でも来てくださる全員に楽しんでもらえるコンサートになると思います」と語るバリーに、取材側が「”Spicks & Specks"や"若葉のころ”は?」と曲名を出してたずねたところ、バリーは「そうですね、たぶん…どうかな」と笑って答えたそうです。

今のところのたたき台ではコンサートは長さ約90分。これがもっと長くなりそうだとのこと。 12人編成のバンドとバックアップシンガーを引き連れての公演となります。そのひとりがリードギターのスティーブン・ギブ。バリーの長男です。

素晴らしいプレーヤーで、見ればすぐわかります。へヴィメタ系で入れ墨だらけ(笑)。

 モーリスの愛娘サマンサもバックのシンガーとして登場。これまでもバリーのコンサートで「How Deep Is Your Love」を心をこめて歌ってきました。他にも家族が裏方として参加して現場は「ギブだらけ」になるそうです。

仲の良い家族だったギブ家では昔からよく突然「みんなで歌おう」状態になることがあったとか。

でもロビンは参加しませんでしたね。みんなで歌い出すとロビンは「もう行かないと」とか言うんです。

ポール・マッカートニーに次いでポップミュージックの歴史上ナンバーツーのソングライターとしての実績を持つバリー。歌は「意識的に書こうとするものではなく」「ただ出てくる」のだそうです。夜中にメロディやアイディアや曲全体がまるまる浮かんだりするので、ベッドサイドにはディクタフォンを置いてすぐに歌って録音できるようにしているそうです。

「You Win Again」は朝4時に生まれた曲です。

でもバリーは日本酒を一杯(?)やるのが好きなので、

朝になって再生すると、「あ~、飲み過ぎたな~」と思って消す。

こともあるとか。これはほほえましい(?)。

バリー自身が特に誇りに思っているのはセリーヌ・ディオンが歌った「Immortality」。他の人の作品で「あんなのが書きたかった」と思うものも多く、今回のコンサートで前座にあたるキャロル・キングの「It Might As Well Rain Until September」もそんな曲のひとつだとか。まだ会ったことのないキャロル・キングの大ファンだそうです。

「ひょっとして当日はデュエットも?」という質問には

ああ、気絶しそうだ…。

オーストラリアではイギリスからの移住後ギブ一家が住んでいたレッドクリフ再訪を楽しみにしているそうです。「マオリのショーバンドのただなかで育った」ようなもので「楽しい思い出」がいっぱいあるそうです。

今年のはじめに行われたバリーのコンサート評からユニークでまさに「ビージーズ」というボーカルの健在ぶりがうかがえますが、

声が衰えたことはありません。15年ほど前にタバコを止めてから、調子があがりました。…体には気をつけているので調子はいいです。

全体に明るいトーンのこのインタビュー記事はバリーのこんな言葉で締めくくられています。

 とても特別なコンサートになります。約束します。きっとですよ。

コメントはどびん本舗にお願いします。

 

Words

いつか死んだら僕はあそこで眠りたい。モートン島に埋めてくれ。

バリー・ギブ(2016年)