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【1970年3月】ロビン・ギブ・ファン・クラブ会報第1号≪全訳掲載≫

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ロビン・ギブと最初の結婚時のモリー夫人

ロビンのオフィシャル・サイトに「これぞまさに歴史のひとこま」と銘打って、ちょうど発売中の『救いの鐘~ロビン・ギブ・アーリー・ワークス・コレクション』時代、つまりソロ時代のロビンの個人ファンクラブの会報第1号が掲載されました。当時の様子が生き生きと伝わる内容です。

時は1970年3月。ロビンは「トマト(卵?)騒動」で有名な(悪名高い?)ニュージーランド公演から帰ったあとで、このときの状況についても会報中で説明されています。また結婚後ロンドン市内に住んでいたロビンはこのころサリー州に家を購入、『シング・スローリー・シスターズ』に収められた曲などが録音された自宅スタジオを設置しました。

『小さな恋のメロディ』のメロディちゃん役のトレイシー・ハイドにも似たブルネット美人のモリー夫人とは、70年代半ばから仕事上の別居時代が長く続いた後に1980年代に入って夫人の希望で離婚していますが、ここでは幸せそうな若い時代を垣間見ることができます。オフィシャル・サイトの好意により、ここに全文を訳出いたします。

 

1970年3月  ファンクラブ会報第1号

メンバーのみなさん、

会報第1号なので、改めて「入会おめでとう!」と言わせてくださいね。どんどん会員が増えていてとっても嬉しいです。ロビンを応援してくださる方がこんなにいるなんてほんとに素晴らしい!

この何週間かロビンはあちこち忙しく飛び回っていました。パリに2回、テレビ番組「スポットライト」のためにウィーンへ、これもテレビ番組「4-3-2-1」のためにはドイツへ。マンチェスターで「リフトオフ」に出たあとロンドンに大急ぎで戻ってBBCの「ヤング・ジェネレーション・ショー」に出演。そのあとは、もちろん、ニュージーランドへ大旅行して2回の野外公演をこなしました。

ロビンが「キャーキャー騒ぐファンの群れにビンや果物をぶつけられて避難した」と各紙が派手に書きたてましたが、あまり心配しないでくださいね。まるで殺されかけたような書かれようでしたが、実際はぜんぜん違います。

コンサートは2回とも大成功、ロビンも楽しい時を過ごして、プロモーターからは年内にまた招聘したいという依頼が来ています。

コンサートは大きな公園で大勢のファンを集めて行われました。ロンドンの屋外コンサートみたいな感じといったら良いでしょうか。当然、みんな大興奮状態で、特に最初のコンサートのときに一列目にいた数人のファンが熱狂のあまり(目の前にロビンがいるんですから、そりゃそうでしょう!)ステージにのぼろうとしたんです。

オーケストラの構成員の中には高価な楽器が傷つくことを恐れてステージを離れた人もいました。結局、ロビンはセキュリティの車で会場を出ました。翌日のコンサートはずっと静かでした。これは温度がさらに上昇してみんな暑さでぐったりしていたせいもあるようです(そう、ニュージーランドはいま夏)。

ロビンは、ニュージーランド行きは素敵だった、と話してくれました。ロビンが乗ったBOAC707便は給油のために、テヘラン、ボンベイ、シンガポール等々のエキゾチックな場所に立ち寄ったそうです。でも38時間ノンストップというかなりしんどい旅ではあったようです。でもロビンが言うには、船なら同じ移動に5週間かかるとか。それにニュージーランドのラジオ局が「ロビン・ギブ・デー」というのを設けて、ロビンの曲ばかりかけてくれたそうですよ! BBCのラジオ1もやってくれればいいのにね!

もちろん、モリーとロビン(それにふたりの愛犬バセットハウンドのヘッジホッグ)はいまヴァージニア・ウォーターの家にすっかり落ち着きました。2エーカーの敷地に建つ大きな家で、庭の一画から見事な森が広がっています。庭には小さなコテージもあります。

家の本棟の方には寝室が5つあるほか、1階にも何室か。で、ロビンの書斎は家じゅうに広がっている感じ。すでにロビンは写真用ラボ、レコーディング機材、ビデオテープの機械、それにたくさんの楽器を持ち込んでいます。いろんな分野でいろいろ試すだけの準備は万端!

気の毒に、モリーは家じゅうを歩きまわって、ロビンがあっちこっちに散らかしっぱなしにしている配線コードや飲みかけの紅茶(ロビンのお気に入り)のカップを回収するのに忙しいようです!

拡大する一方のロビンの楽器コレクションのひとつが、1920年代に製造されたみごとなピアノ・アコーディオンです。パリの裏通りのお店でほこりをかぶっていたのを2-3年前にロビンが発見しました。

そのほか、ロビンはイタリアで買ったフレンチホルン、トランペット2本、チェロ、ツィター、ピアノ2台、12弦ギター、オルガンを持っています。ただの飾りではないんですよ。ロビンはどれも弾けます。

いまロビンが買おうとしているのはバグパイプのセット。気の毒に、モリーが庭の小さなコテージに避難している様子が目に浮かびます。

庭はとってもひろびろとしています。犬のヘッジホッグにはたくさん新しい友だちができました。リス、イタチ、ウサギ、モグラ(ロビンの家の芝生の下に家があるらしい)、それにときどき姿を見せるキツネ。ロビンはガーデニングが大得意というわけでもありませんが、「冬の間はあまり植物も育たないから、これまでのところ特にすることもなかった」と言っています。

ファンクラブのメンバーの方たちからモリーについて質問のお手紙をいただいたので、ほかの方たちにも興味があるかもしれないし、ここでお答えします。…モリーの結婚前の名前はモリー・ハリス、お誕生日は2月16日。身長5フィート6インチ、ダークブラウンの髪にブラウンの目。モリーとロビンはモリーが(当時ビージーズのエージェントだった)NEMSエンタープライズで受け付けをしていたときに知り合いました。

その他の質問についてですが、ロビンのフルネームはロビン・ヒュー・ギブ、ロビンが書いている本のタイトルは『オン・ジ・アザー・ハンド』。ロビンがオーストラリアを出る直前に書き始めた本で、スケッチ、短編、詩が入っています。発表がいつになるかはロビン自身も知らないので、まだお教えできません!

ロビンは最近またレコーディング・スタジオ入りして、美しい曲を何曲かレコーディングしました。マネージャーのヴィック・ルイスは近い将来ロビンのコンサート・ツアーを計画中です。ロビンがオーケストラをバックに1時間半ばかり歌うという企画ですから、実現したらみなさんは(そしてロビンも)大喜びですね。

ロビンは3月7日にまたドイツに行きます。エッセンでラジオ・ルクセンブルのゴールデン・ライオン賞の授賞式が行われ、当日、ロビンは盛大なコンサートでトリを務めます。それから3月末か4月はじめにはまたスペイン行きも計画されています。

では今日のところはこれぐらいで。ロビンからみなさんに「ぼくからはよろしくと、ヘッジホッグもしっぽを振ってます」と伝えてほしいそうです。

それではみなさん、イースターも近く、お元気で、楽しい時をお過ごしくださいね。

サリー・ブリッジ (セクレタリー)

ここで話題になっている12弦ギターは、『アーリー・ワークス・コレクション』ディスク1の13曲目「ハドソンズ・フォールン・ウィンド」でロビンが演奏しているのを聞くことができます。ピアノ・アコーディオンは「リアリー・アンド・シンシアリー」に使われたのが有名ですね。

【この貴重な英文資料は『The Bee Gees: Tales of the Brothers Gibb 』の共著者のひとりAndrew Mon Hughes氏の提供によります】

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Words

過去に生きてはならない。

バリー・ギブ