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Home Bee Gees Data 想い出を胸に 【1972年9月20日】アルバム『トゥ・フーム・イット・メイ・コンサーン』日本発売

【1972年9月20日】アルバム『トゥ・フーム・イット・メイ・コンサーン』日本発売

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アルバム『トゥ・フーム・イット・メイ・コンサーン』の発売を告げる1ページ広告(1972 年9月)

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1972年9月20日、アルバム『トゥ・フーム・イット・メイ・コンサーン』が日本で先行発売されました。

既報の通り、当時の邦題は『ラン・トゥ・ミー/ザ・ビー・ジーズの新しい世界』でした。

左の1ページ広告に使われたのは1972年3月23日の日本公演初日(渋谷公会堂)の写真です。

時代背景が見られて面白いのが、「ポリドール、オズモンズの発売権を獲得!」としてオズモンズとダニー・オズモンドの新譜広告も掲載されていることです。 

オズモンズとビー・ジーズは意外と関係というか因縁が深く、先日テイチクから発売された『The Bee Gees Early Years Best 1963-1966』にも含まれていた曲「ジェイミー・マックフィーターズ」は日本でも放映されていたテレビシリーズ『ジェミーの冒険旅行』の主題歌のカバーですが、アメリカ本国ではこの原曲を歌っていたのはオズモンズ。つまりこの曲はオズモンズの曲のカバーということになります。オズモンズ(最年長のアラン・オズモンドがロビンやモーリスと同じ1949年生れ)は子役としてこのシリーズに出演もしています。

かたやオーストラリアでテレビシリーズも持っていたビー・ジーズですので、同じチャイルド・スターであり、兄弟グループとして彼らがこの曲をカバーしたのは、アメリカとオーストラリアにおける彼らの位置づけとしてわりと当然の流れだったのかもしれません。

ちなみに『ジェミーの冒険旅行』の主演は子役時代のカート・ラッセルチャールズ・ブロンソンなどが渋くわきを固めていました。実はそれがしは小学校時代にこのシリーズを見ていて、一緒に見ていた父親がブロンソンを見て、「この人は有名な人だ」と言ったのを覚えています。当時は知りませんでしたが、すでにブロンソンは『大脱走』(1960年)などの映画で知られていたのですね。(まったく余談ですが、彼が日本で一躍有名になったのは、男性用化粧品マンダムのCMとアラン・ドロンと共演した『さらば友よ』公開された1970年代ではないかと思います)

もうひとつ余談。『ジェミーの冒険旅行』はテレビシリーズの脚本も書いたロバート・ルイス・テイラーの原作が『ジェイミーの冒険旅行』(ジェミーよりジェイミーの方が原音に近いです)のタイトルで邦訳もされています。ビー・ジーズが主題歌のカバーを歌ったこともあって、このシリーズには愛着があり、それがしは当時英語で原作本を買って、今でも大切に持っています。日本での主題歌は日本語でしたが、誰が歌っていたのでしょうか。「おお、ジェイミー、眉あげ、おお、ジェイミー、おおしく、西部の荒野を…」という歌詞だったのが記憶にあります。

カート・ラッセルは後にエルヴィスの伝記映画(『ザ・シンガー』)に出演したりして、子役から大人の役者に脱皮して活躍し続けている数少ない俳優のひとりですが、当時はマーク・レスター・タイプ(ちょっと違う?)の金髪サラサラの少年で、あるエピソードでジェミーを死んだ息子と思いちがえた女性が、彼の髪を「風にそよぐ麦のような金色」にたとえていたのが印象的でした。

余談に入りこみすぎました(はっ、と我に返る!わしである)が、来日したロビンとなぜか西部劇の話とかした時に、この作品のことを聞き忘れたのは少しだけ残念です。たぶん見ていたんじゃないか、と思うのです。もっともロビンは「西部劇より日本の時代劇の方が好きだった!」と言下に行ってくれたのは少し嬉しかったです。(このことについては、いつかもう少し詳しく書きます。忍者の話をするロビンは少年のようでした)

あ、いや、オズモンズとのかかわりを書こうとしていたのであった、と話を戻しますと、モーリスは1978年にオズモンズのアルバムをプロデュースしたりしており、同じチャイルド・スター出身同士として交流があったようです。また、その後、これは宣伝用に作られたロマンスだともいわれていますが、アイドルとなったアンディ・ギブが1978年にオズモンズ一家の紅一点のスターだったマリー・オズモンドに恋をしたけれど、敬虔なモルモン教徒である彼女の家族はマリーとアンディの交際を望まなかったという話があります。それでもふたりは友情をはぐくんだようで、YouTubeではアンディの晩年について悲しそうに語るマリーの映像も見ることができます。

{Bee Gees Days}