Bee Gees Days

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訳詞コーナー:「ジングル・ジャングル」

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「ジングル・ジャングル」もオーストラリア時代のビージーズの曲です。1966年の夏、シドニーの郊外にあったセント・クレア・スタジオで、エンジニアとしてオシー・バーンの手を借りて録音されました。

オシーはもともとビージーズのファンだったということで、彼らに協力を惜しまず、それまできちんとしたスタジオ作業とは無縁だったビージーズにシドニー郊外のハーツビルに所有していたレコーディング・スタジオを提供。自由に使用させて、若きギブ3兄弟の才能の開花を助けたのです。

彼らの初めての大ヒットで、コンサートでのレパートリーとしても定着している「スピックス・アンド・スペックス」もオシーの助力を得てこのスタジオでレコーディングされました。

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ドジャースタジアムを湧かせたビージーズの七夕コンサート≪79年7月≫

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31年前、七夕の夜に行われた歴史に残るビージーズのLA公演のお話です。31年前も7月は暑かった! 

これはロサンジェルスタイムズ紙1979年7月9日(月)号に掲載された記事です。おりしもビージーズはフィーバーのただ中、キャリア中最大ともいわれるSpirits Having Flownツアーの真っ最中でした。

この記事は7月7日(土)にドジャースタジアムで行われたコンサートの模様を伝えています。

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訳詞コーナー: 「ティンバー」

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オーストラリア時代の若き(小さいともいう)ビージーズの「三つのキッス」に続く二枚目のシングル「ティンバー」。1963年7月にフェスティバル・レコードから発売されました。

本人たちが期待したような大ヒットにはならなかったようですが、アップテンポでひたすら元気。言葉遊びが愉快なタイトルといい、いつ聞いても楽しくなる、初々しい“元気がもらえる”ナンバーです。

1963年といえば、バリーが16歳、ロビンとモーリスのふたごは13歳。小さいころから芸能界にいたのでいろいろな意味で早熟だったとモーリスが後に懐古していますが、ここではまだ声変わり前のふたりのピイピイキャアキャア(そんな感じ(^^;)いう声を聞くことができます。

タイトルの「ティンバー(Timber)」は「材木」という意味ですから、タイトルだけ聞くと「えっ(「材木」というラブソングとは、これいかに)?」と思いますが、曲を聴けばなるほど納得。楽しい言葉遊びになっています。

1967年の世界デビュー後、オーストラリア時代の作品の一部は「Rare, Precious & Beautiful」と題する3枚のシリーズとしてアメリカ、ヨーロッパ市場でアルバム化され、日本でも発売されました。このコレクションはほぼ順不同で編まれているため、「ティンバー」は「Rare, Precious & Beautiful Vol.3(ビー・ジーズ・ヒット・アルバム(オーストラリアの想い出)」に収められているのに、オーストラリアでシングル発売されたおりに「ティンバー」のB面だった「あの星をつかもう(Take Hold of That Star)」は「Rare, Precious & Beautiful (ビー・ジーズ 若き日の想い出)」に収められていたりします。

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訳詞コーナー:「キルバーン・タワーズ」

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「ファースト」「ホリゾンタル」に続く3枚目のアルバム「アイディア」に収められた「キルバーン・タワーズ」。ビージーズ・ファンの間では特に人気の高い曲です。極端な話、この曲が好きではないというビージーズ・ファンにはまだ会ったことがありません。

日本でもヒットした「ジョーク」のB面だったということでもあり、比較的知名度は高い…とはいえ、一般的にはあまり知られていない曲といっていいでしょう。まさに埋もれた宝石といえるかもしれません。

とにかく爽やかで、涼しい風に吹かれるような不快指数ゼロの曲で、ビージーズといえばディスコと思っているような人(まさかいないとは思いますが)にはぜひ聞いていただきたいです。

歌っているのはバリー。バリーといえばファルセットばっかりと思っているような人(まさかいないとは思いますが)にはぜひ聞いていただきたいです。

6枚組セット「The Bee Gees Studio Albums 1967-1968」のライナーノーツによれば、1968年6月、ロンドンのIBCスタジオで録音されました。ボンゴはコリン・ピーターセン、メロトロンを弾いているのはモーリスですが、元々はバリーが自宅でギターをぽろぽろ弾きながら思いついた曲だということです。そんなさりげなさがまたこの曲らしいですね。

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モーリスへの手紙≪1968年7月≫

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手元にあるのは時間が経って紙の色が変色した「海外文通ABC」という小冊子。「英語フレンド8月号別冊付録」と書いてあります。8月、つまり1968年8月号です。

「英語フレンド」というのは当時の学習雑誌。インターネットもEメールも夢のまた夢だった時代の中学生向け「海外文通指南」といった内容です。

自分と相手の住所の書き方から始まって、手紙の書き出しの言葉、封筒の表書きのしかた、などが丁寧かつ具体的に説明されています。その他、「実用100の文例」なんていうのもありまして、This is my first letter in English.(これは私が英語で書いた最初の手紙です)等々の文例が。

で、そのあとに手紙の文例が4つ紹介されています。「日本から海外の友へ」が2例、「海外から日本の友へ」(あっちから来た、というケースですね)が2例。

そしてなんと!面白いことに、この「日本から海外の友へ」の文例、2つあるうちの1つが、モーリスへのファンレターなんです! なになに…。

中学生が書いたという設定の簡単な英語ですから翻訳も特に必要ないとは思いますが、一応、以下にざっと日本語でご紹介します。日付けは今を去る42年前の7月27日です。

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訳詞コーナー: 「リアリイ・アンド・シンシアリイ」

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ビージーズの歌詞、特に初期のものは独特の感覚で書かれていて、英語が母国語の人にとってもほとんど意味不明だとよく言われています。比較的わかりやすい 抒情的な作品もありますが、それでも部分的に「どうしてここにこんな表現が出てくるんだろう」と頭を抱えてしまうような箇所があったりします。

それは彼ら がメロディ重視で、先に音ありきで曲作りをしていることと無関係ではないようです。けれども同時になんとも独特の感性、世界観が働いているのも確かで、それが大 きな魅力にもなっています。要はひとつひとつの言葉の意味にはあまりとらわれず、全体の”感じ”をつかめばいい、と言われているのですが、さて…。

ビージーズの2枚目のアルバム「ホリゾンタル」に収められている「リアリイ・アンド・シンシアリイ」もそんな「難解な」作品のひとつ。この曲は1967年 11月5日にロビンがロンドン郊外のヘザー・グリーンで遭遇した大列車事故の体験をもとに書いたと言われています。

使われたアコーディオンはロビンのお気に入りで、パリで見つけた1920年代製のアンティークの掘り出し物だそうです。

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訳詞コーナー: 「ホリデイ」

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特に初期の作品について訳詞を掲載してほしいというリクエストが多いので、蛮勇をふるって、中でも難関中の難関、実にこれがまた何を歌っているかよくわからないと評判の高い「ホリデイ」から始めることにします。

ロビンが「ジョーク」について、「結局は聞く人ひとりひとりの解釈にゆだねたい」と発言したことがありますが、この曲もさまざまな解釈が可能です。これはあくまでひとつの解釈ということで読んでいただければと思います。

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